Привет( ・ω・)ノ
世界陸上モスクワ大会もいよいよ終わり。
ここ数日はずいぶん寝不足になりました(=_=;)
TVで織田裕二氏が言ってたけど、現地は思ったより暑かったみたい![]()
そのせいか、大会開始直後には「観客数が少ないのでは？」と言われていましたね。
IAAFの鳥人ブブカ副会長のコメントも記憶に新しいです。
【過去記事】モスクワが暑すぎて観客も悲鳴
結局、ブブカさんの努力は実ったのでしょうか(；´Д｀)
そんなこんなで、モスクワ大会の動員人数が公表されたようです。
Московский ЧМ по легкой атлетике за неделю посетило более 280 тысяч зрителей
世界陸上モスクワ大会に１週間で２８万人以上の観客が訪れた
モスクワ、８月１７日
モスクワで行われている世界陸上に、最初の7日間（午前の部／午後の部）で28万人以上の観客が訪れた。大会組織委員会が明らかにした。
来場者のピークは8月11日（日）で、およそ４万500人が来場した。ジャマイカのスプリンターであるウサイン・ボルト選手が100メートル走で優勝したのもこの日である。3万人以上のファンが大会初日の開会式に集まった。
さらにもう一度、大会の観客たちの関心が高まったのは、予想通り木曜日のことであった。2度の棒高跳オリンピックチャンピオンである、ロシアのエレーナ・イシンバエワ選手の出場に3万2千人が集まった。8月13日には午前の部で最大の1万5千人の観客数を記録した。この日、ロシアのエレーナ・ラシマノワ選手とアニーシャ・キルジャプキナ選手が出場し、1位と2位になった女子20キロ競歩が行われた。
主催者側によると、これらのデータは観客席の入口で読み取られたチケット枚数に基づくものである。モスクワ市民や観光客のほか、毎日およそ1万5千人の来賓―記者、VIP、アスリート他が競技を観戦した。今週末、スタジアムを埋めるのは、最初のウイークエンドに劣らない数の観客であることが見込まれている。主催者側によれば、ほとんど全てのチケットが売り切れだという。世界選手権は8月18日に閉幕する。
出典：イタルタス通信
１週間で２８万人かあー。大阪大会が２７万人だから、モスクワ大健闘じゃね？( ﾟдﾟ)
しかし、これだけ暑いと選手も観客も辛いと思うんだけど、もう少し涼しい季節にできんのだろか。
ところで、ここ数日、イシンバエワ選手（棒高跳／ソチ五輪オリンピック村の村長）のインタビューを訳してきましたが、とある発言が物議を醸しているようですね。
イシンバエワ：オリンピックと非伝統的性的指向は別の話
2013世界陸上棒高跳チャンピオンのエレーナ・イシンバエワ選手が、現在ロシアで施行されている、未成年者に対する非伝統的な性的志向の宣伝を禁ずる法律の導入を支持していることを明らかにした。
2013年6月、ロシア連邦下院は第二回審議、第三回審議、最終審議で、未成年に対する「非伝統的性的指向の宣伝」を禁止する法律を採択した。法律は事実上、全会一致で採択された。新法は西側では批判的に受け止められ、そのせいで次回のソチ冬季五輪のボイコットを呼びかける動きが生じた。
屋外で広めることを許すとしたら、私たちの国はひどいことになります。ノーマルな人間というのは、男性と女性が暮らすことだと私たちは思っています。歴史的にそのような礎があります。この問題がソチ五輪に影響を及ぼさないことを私は望みます。オリンピック運動と非伝統的性的指向は、混同してはならない2つの異なるものです」―このように、イシンバエワ選手は木曜日、記者たちに語った。ロシアがこの法律を採択した後、一連の外国メディアは、それがソチ五輪参加者を含む外国の選手たちにも適用されると報道した。「もちろん、皆が大会に参加可能です。私たちは人を選り好みすることには反対です。これは各人の人生であり、各人の決定です。私たちはロシアで（非伝統的性的指向を）アピールすることに反対なのであり、私はその点において政府を支持しています。
水曜日、イシンバエワ選手は棒高跳で優勝し、世界陸上金メダルを勝ち取った。同じ日、800メートル走で銀メダルを取ったアメリカのニック・シモンズ選手が、非伝統的性的指向を持つ全ての友人にその勝利を捧げ、ロシアの法律に対して反対を表明した。金曜日、スウェーデンのエマ・グリーン選手が、採択された法律に対する抗議として、レインボーカラーに塗ったネイルで走り高跳びに出場した。ニュージーランドの短距離選手であるブレイク・スキエッレループ選手は、抗議の証として衣服にレインボーカラーのリボンをつけて参加した。2014年オリンピックは、ソチで2月7日から23日に行われる。
非伝統的性的指向をめぐる法律についてちょっと補足。
今年の６月末に、ロシアでは未成年者に同性愛を宣伝するような行為を禁止する法律が採択されました。
法律の内容については過去記事参照↓↓
【過去記事】レイキャビクがゲイをめぐってモスクワと断交
この法律によって、子どもの目の触れる場所で、これまでのような形のゲイ・パレードなどを行うことが事実上できなくなりました。ただ、これは同性愛そのものを禁じる法律でもないし、同性愛をテーマにした集会を禁じる法律でもありません。
ところが、この法律が諸外国にはあまりにも衝撃的だったのか、外国メディアや有名人がこぞってロシアを叩いたんですよね。果てはオリンピックをボイコットするとまで言い出したわけです。
アメリカの一部議員なんかは、CIA元局員のスノーデン氏にロシアが一時亡命先を提供したという理由でソチ五輪をボイコットすべきだー、なんて言ってますけど、政治とスポーツを一緒にすんなって思いますけどね。
ただ、今回の「同性愛宣伝禁止法」についてはどうだろう。
たとえば、オリンピックでどこかの国の選手が「この法律反対！」などと叫んだら、これは政治的アピールに当たるのか否か。
引用した記事にあるように、今回の世界陸上では、性的マイノリティーのシンボルカラーである虹色のネイルやリボンをつけた選手がいたけれど、それはこの法律が定めるところの「宣伝」には当たらないし、政治的アピールではないと思うんだ。
でも、それがロシアの法律に向けられたものだとしたら？これってオリンピックにおえる政治的発言にあたる？そこらへんの境界がようわからん(´・ω・｀)
そもそも今回はロシア側ですら「オリンピックでゲイの選手を逮捕することなどない」とキッパリ言ってるんだし、イシンバエワさんの言うとおり、五輪と法律は分けて考えるべきだと思うんだけどなあ。そうは思わないひとも結構いるんだろうかね。
世界陸上モスクワ大会もいよいよ終わり。
ここ数日はずいぶん寝不足になりました(=_=;)
TVで織田裕二氏が言ってたけど、現地は思ったより暑かったみたい
そのせいか、大会開始直後には「観客数が少ないのでは？」と言われていましたね。
IAAFの鳥人ブブカ副会長のコメントも記憶に新しいです。
【過去記事】モスクワが暑すぎて観客も悲鳴
結局、ブブカさんの努力は実ったのでしょうか(；´Д｀)
そんなこんなで、モスクワ大会の動員人数が公表されたようです。
Московский ЧМ по легкой атлетике за неделю посетило более 280 тысяч зрителей
世界陸上モスクワ大会に１週間で２８万人以上の観客が訪れた
モスクワ、８月１７日
モスクワで行われている世界陸上に、最初の7日間（午前の部／午後の部）で28万人以上の観客が訪れた。大会組織委員会が明らかにした。
来場者のピークは8月11日（日）で、およそ４万500人が来場した。ジャマイカのスプリンターであるウサイン・ボルト選手が100メートル走で優勝したのもこの日である。3万人以上のファンが大会初日の開会式に集まった。
さらにもう一度、大会の観客たちの関心が高まったのは、予想通り木曜日のことであった。2度の棒高跳オリンピックチャンピオンである、ロシアのエレーナ・イシンバエワ選手の出場に3万2千人が集まった。8月13日には午前の部で最大の1万5千人の観客数を記録した。この日、ロシアのエレーナ・ラシマノワ選手とアニーシャ・キルジャプキナ選手が出場し、1位と2位になった女子20キロ競歩が行われた。
主催者側によると、これらのデータは観客席の入口で読み取られたチケット枚数に基づくものである。モスクワ市民や観光客のほか、毎日およそ1万5千人の来賓―記者、VIP、アスリート他が競技を観戦した。今週末、スタジアムを埋めるのは、最初のウイークエンドに劣らない数の観客であることが見込まれている。主催者側によれば、ほとんど全てのチケットが売り切れだという。世界選手権は8月18日に閉幕する。
出典：イタルタス通信
１週間で２８万人かあー。大阪大会が２７万人だから、モスクワ大健闘じゃね？( ﾟдﾟ)
しかし、これだけ暑いと選手も観客も辛いと思うんだけど、もう少し涼しい季節にできんのだろか。
ところで、ここ数日、イシンバエワ選手（棒高跳／ソチ五輪オリンピック村の村長）のインタビューを訳してきましたが、とある発言が物議を醸しているようですね。
イシンバエワ：オリンピックと非伝統的性的指向は別の話
2013世界陸上棒高跳チャンピオンのエレーナ・イシンバエワ選手が、現在ロシアで施行されている、未成年者に対する非伝統的な性的志向の宣伝を禁ずる法律の導入を支持していることを明らかにした。
2013年6月、ロシア連邦下院は第二回審議、第三回審議、最終審議で、未成年に対する「非伝統的性的指向の宣伝」を禁止する法律を採択した。法律は事実上、全会一致で採択された。新法は西側では批判的に受け止められ、そのせいで次回のソチ冬季五輪のボイコットを呼びかける動きが生じた。
屋外で広めることを許すとしたら、私たちの国はひどいことになります。ノーマルな人間というのは、男性と女性が暮らすことだと私たちは思っています。歴史的にそのような礎があります。この問題がソチ五輪に影響を及ぼさないことを私は望みます。オリンピック運動と非伝統的性的指向は、混同してはならない2つの異なるものです」―このように、イシンバエワ選手は木曜日、記者たちに語った。ロシアがこの法律を採択した後、一連の外国メディアは、それがソチ五輪参加者を含む外国の選手たちにも適用されると報道した。「もちろん、皆が大会に参加可能です。私たちは人を選り好みすることには反対です。これは各人の人生であり、各人の決定です。私たちはロシアで（非伝統的性的指向を）アピールすることに反対なのであり、私はその点において政府を支持しています。
水曜日、イシンバエワ選手は棒高跳で優勝し、世界陸上金メダルを勝ち取った。同じ日、800メートル走で銀メダルを取ったアメリカのニック・シモンズ選手が、非伝統的性的指向を持つ全ての友人にその勝利を捧げ、ロシアの法律に対して反対を表明した。金曜日、スウェーデンのエマ・グリーン選手が、採択された法律に対する抗議として、レインボーカラーに塗ったネイルで走り高跳びに出場した。ニュージーランドの短距離選手であるブレイク・スキエッレループ選手は、抗議の証として衣服にレインボーカラーのリボンをつけて参加した。2014年オリンピックは、ソチで2月7日から23日に行われる。
今年の６月末に、ロシアでは未成年者に同性愛を宣伝するような行為を禁止する法律が採択されました。
法律の内容については過去記事参照↓↓
【過去記事】レイキャビクがゲイをめぐってモスクワと断交
この法律によって、子どもの目の触れる場所で、これまでのような形のゲイ・パレードなどを行うことが事実上できなくなりました。ただ、これは同性愛そのものを禁じる法律でもないし、同性愛をテーマにした集会を禁じる法律でもありません。
ところが、この法律が諸外国にはあまりにも衝撃的だったのか、外国メディアや有名人がこぞってロシアを叩いたんですよね。果てはオリンピックをボイコットするとまで言い出したわけです。
アメリカの一部議員なんかは、CIA元局員のスノーデン氏にロシアが一時亡命先を提供したという理由でソチ五輪をボイコットすべきだー、なんて言ってますけど、政治とスポーツを一緒にすんなって思いますけどね。
ただ、今回の「同性愛宣伝禁止法」についてはどうだろう。
たとえば、オリンピックでどこかの国の選手が「この法律反対！」などと叫んだら、これは政治的アピールに当たるのか否か。
引用した記事にあるように、今回の世界陸上では、性的マイノリティーのシンボルカラーである虹色のネイルやリボンをつけた選手がいたけれど、それはこの法律が定めるところの「宣伝」には当たらないし、政治的アピールではないと思うんだ。
でも、それがロシアの法律に向けられたものだとしたら？これってオリンピックにおえる政治的発言にあたる？そこらへんの境界がようわからん(´・ω・｀)
そもそも今回はロシア側ですら「オリンピックでゲイの選手を逮捕することなどない」とキッパリ言ってるんだし、イシンバエワさんの言うとおり、五輪と法律は分けて考えるべきだと思うんだけどなあ。そうは思わないひとも結構いるんだろうかね。